津辺の浜のテトラに打ち上げられていた難破船。
その船底をテーブルに。
赤身の杉に太い船釘。
船板には太い木組みがボルト留めされていた。
それにエンジン油と海水がたっぷり含まれていて、持ち上げようにもまるでビクともしない。
そのボルトをはずそうとするが、錆びてどうにもはずれす、グラインダーで切断して、はずせるるところだけはずして、あとはやむなくチェーンソーでぶったぎり、2/3ほどの船底を確保する。
船底の板だけでも、重たくて重たくて、大人が4人がかりでヒーヒー言いながら車道まで引き上げた。
壁に立てかけてしばらく天日干しすると、だいぶ軽くなってきたので、後は磨いたりワックスを塗ったり、それに足をつけてようやく船底テーブルになりました。
神戸・尼崎の建築家、岡崎勝宏氏渾身の作品です。
ガラス戸は、戸を少し引いた時の格子の重なり具合が素敵です。