藤野屋ロゴ石見銀山ロマン
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カフェを拠点に何ができるか。どこまでできるか。楽しいことは、動かないと始まらない。
素焼きの瓦、杉板の雨戸。どっしりとした風格は圧倒的です。ほとんど手が加えられていないので、あるがままの古民家を体験することができます。
為山塾は平屋ですが、8つの畳の部屋と控えの間が3部屋、土間にも1部屋、大きな仏間、台所には段違いの板の間とかまどがあります。
40年間放置されていた庭はだいぶ荒れていましたが、三間通しで眺める松は、今でも粋を感じさせられる趣向です。
母屋からニ階建ての立派な蔵に直続きの廊下が渡してあります。
かつて船行列等の祝い事に使われたと思われる鳳凰。今なお色褪せぬ極彩色の装飾は見事です。
 
■宅野と為山塾について

宅野の港は、石見銀山が華やかかりし頃、銀山周辺に暮らす10万人とも20万人とも言われる人々の生活物資を供給するための、海の玄関口として栄えた港です。

当時、宅野では廻船業とたたら製鉄が盛んで、この為山塾もそうした事業を営んでいた前泉家の屋敷跡です。
宅野はまた、文化・教育の面でも先進的な村であり、石見を訪れた文化人は、多くこの為山塾を訪れ、数々の書を残しています。

しかし、やがて銀山の開発も終焉を迎え、物流も海路から鉄道や道路に移行し、宅野の村は様変わりしました。当時、「鍛冶屋千軒」と言われた鍛冶屋も、今ではわずか一軒を残すのみ、この村だけで五軒あった醤油屋も同じく一軒、そして造り酒屋はもうなくなってしまいました。

この為山塾も、昭和30年代の半ばから住む人もいなくなり、空き家になっていました。建物には塵埃が積み重なり、あちこち老朽化も目立っていましたが、2006年より、地域の人たちが集える場所として甦らせようということで、有志が集まり経年の埃を拭って再生いたしました。
入館料:300円

「為山塾(いさんじゅく)」は、地域のためにと当主から建物の提供を受け、地元の有志が維持・管理を行っています。屋根の瓦だけで何と1万2千枚もあります。ご協力いただいた入館料は、建物の保全に有効活用させていただきます。

<ご注意>
催しや行事がない日には、鍵を閉めていることがありますので、ご覧になりたい方はあらかじめお電話をください。担当者がご案内させていただきます。

ご連絡先:石見銀山ロマンCafe 0854-88-3868 (毎週火曜は定休日です)

※ただ今、閉館中です。建物内部はご覧いただくことができません。あしからずご了承ください。
 

 
     
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